昨日プロ野球界から、また偉大な選手が引退してしまいました。
昨日の中日×広島戦で、打者一人という前提で先発した中日の
山本昌投手です。
年齢が50歳で現役としてマウンドに立ったのは、日本の
プロ野球では過去に例がありません。
その位、凄い事です。大抵は30台の後半に差し掛かった頃に
お決まりのセリフで「体力の限界を感じました。」と言って
辞めていく選手が沢山います。
この独特なフォームがもう見られないと思うのは中日のファン
のみならず、プロ野球のファンの皆さんが淋しがっていると
思います。
山本昌投手は私の地元神奈川県の日大藤沢高校出身でドラフト5位
で選ばれました。
(参考までに、この年に甲子園を沸かせた星たちは1位指名の
享栄高校「藤王康晴」、最高のスラッガーとして騒がれましたね。
投手では、3位指名の横浜商業(Y校)の「三浦将明」、長身から
投げ下ろす良いピッチャーでした。甲子園では荒木大輔にも投げ勝ち、
春の選抜では水野の池田高校に敗れ準優勝、夏の甲子園ではKKコンビ
のPL学園に負けやはり準優勝の成績を収めたY校です。)
そんな時に 山本昌は甲子園出場を果たせず、しかも5位指名です。
上位指名された選手達は数年で野球界から姿を消してしまいましたが、
山本昌投手は、プロで最高勝率、最優秀防御率、最多勝利、奪三振等
の数々のタイトルを獲り、そして1994年には沢村賞を受賞した
のです。
とても自分に厳しく、トレーニングの量は若手選手に負けなかった
そうです。
先日、引退記者会見をテレビで見ましたが、素な人柄でとても明晰な
話し方をする人だなという印象を受けました。
中日に入団し、多くのタイトルを獲り、チームの優勝にも貢献して
50歳でマウンドに立ち、そして自分を指名してくれた中日ドラゴンズ
で引退する。
この足取りは野球選手としての感動だけではなく、山本昌の男気をも感じ
させてくれます。
こんなに魅力のある選手が引退してしまうのは残念でなりませんが、
山本昌投手の背中をみて、50歳で普通にプレーをする野球選手が
これからの時代に沢山出てきてくれるといいですね。
山本昌投手、本当にお疲れ様でした そしてありがとう
以上、CAD・求人・派遣の専門会社(株)アルファコーポレーション
からお送りしました。
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