タワーブリッジとイギリス【CAD 派遣 求人 アルファコーポレーション】
テムズ川

タワーブリッジは、イギリスの首都ロンドンを2分するように流れるテムズ川にかかっている。テムズ川の名称は古く、紀元前50年代、ガイウス・ユリウス・カエサルによって書かれたガリア戦記に、すでにその名が記されている。その歴史あるテムズ川は、セヴァーン川に次ぎイギリス2番目に長い川で、その長さは346km。ロンドンの西に位置するウィルトシャー州ケンブル村に源流がある。

テムズ川には古来より多くの橋がかけられた。タワーブリッジと並んで有名なロンドン橋もその一つ。2000年前頃にはその付近に橋がかけられた記述があり、交通上重要な役割を担っていたことがわかる。

源流近くのテムズ川 ©google map

イギリスとは

イギリスはご存知の通り通称で、正式日本語表記はグレートブリテン及び北アイルランド連合王国という。連合王国という名が示す通り、イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドの4つの国で構成されている。もちろん国なので、それぞれに首都があり首相がいる。また、イングランドの首相はイギリスの首相でもある。イギリスの首都に関しては東京と同じで、事実上ロンドンとなっている。

国王は有名なエリザベス2世。1917年から現在に至る、ドイツにルーツを持つザクセン=コーブルク=ゴータ家が改名したウィンザー家の興した王朝の君主である。イギリスの国王がドイツ人の血を引いているというのは、日本人にとってみれば不思議なことだが、イギリスだけではなくヨーロッパの国々は様々な民族が入り乱れ、国となっていった歴史があるため、さほど不思議ではない。

イギリスは島国であったため、文献として残る先住民は大陸から渡ってきたケルト人であり、ローマ人、アングル人、サクソン人などが侵略や移住を行い、国家をなしていった。紀元前1万5千年頃には人が住んでいたといわれており、その人々がどこから来たのかはわかっていない。紀元前2500年から紀元前2000年の間に立てられたストーンヘンジも大陸から渡ってきた人々が作ったとされている。

ロンドンの歴史

都市名のルーツは、先住民のケルト族が「川のあるところ」を意味するリンディン(Llyn-din)と呼び、その後ローマ人によって ロンディニウムになり現在のロンドンになった説が有力。

ローマ帝国により開拓されたロンドンは、幾度となくヴァイキングの脅威にさらされながら、都市として成長を続け、9世紀にイングランド王アルフレッドとデーン王グスルムとの和議が終結されたのち、10世紀ごろにはイングランド国内で最大の都市へと発展を遂げ、貿易面でも最も重要な都市となり、18世紀には世界最大の都市へと成長した。

タワーブリッジ

タワーブリッジはロンドンの中心地東側(イーストエンド・オブ・ロンドン)の更なる発展の為に、1886年に着工、1894年に完成した。建設にあたり、交易等を行うを大型の外洋船の通行を遮断しないよう跳ね橋とされた。一時は一日に何十回も開閉していたが、現在は週に4~5回船の航行にあわせて開閉している。タワー上部には歩道橋が設けられおり、通行することが可能。

1994年にドイツ軍により爆撃をうけたが、現在も現役で稼働しているイギリス屈指の観光名所である。

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