2018/10/19
オススメの本その3『ここは、おしまいの地』/こだま 著【CAD 派遣 求人 アルファコーポレーション・ALNET】
今回は小説ではなく・・・?
こんにちは。前回のブログからだいぶ間が空いてしまいましたが、オススメの本を紹介したいと思います。
過去二つの記事では小説を紹介しましたが、今回はエッセイをご紹介いたします。
そもそもエッセイってなんだっけ?となる方もいらっしゃるかもしれないですね。
私は国語の教科書に載ってるような随筆文の親戚のような立ち位置なのかなと思っています。
エッセイは随筆文と銘打ってある文章ほど堅苦しくないイメージがあります。
今回ご紹介するのはこちらの作品です。
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◆『ここは、おしまいの地』/こだま
実話を元にした私小説でデビューした作家さんの二作品目になります。
筆者のこだまさんが生まれ育った集落での暮らしや子供時代や学生時代の思い出、
ご主人との出来事や闘病生活のことなどについて綴っています。
帯に書いてありますが講談社エッセイ賞を受賞しております。
デビュー作のほうは漫画化されてたり実写化が決まっていたりするので聞いたことはあったのですが、
エッセイを出しているのは知らなくて、タイトルと表紙の雰囲気でなんとなく購入してみました。
読んだ感想としては、赤の他人の人生が綴ってあるはずなのにふとした描写や心情に共感できる点があるのが不思議でした。
「普通って何だろう。私はどんどんわからなくなってきている。」
(作中「すべてを知ったあとでも」P196より引用)
普通でいなきゃいけないと強迫観念のように苦しんでる人が読んだら、心が楽になるんじゃないかなと思いました。
興味がある方はぜひ読んでみてください。