2019/03/26
オススメの本その7『奥の奥の森の奥に、いる。』/ 山田悠介 著【CAD 派遣 求人 アルファコーポレーション・ALNET】
ホラーファンタジー
こんにちは!今回もオススメの小説を紹介していきます!
◆『奥の奥の森の奥に、いる。』/ 山田悠介
『リアル鬼ごっこ』や『親指さがし』などで有名な山田悠介さんの小説です。
デスゲームやホラー系作品のイメージが強い作家さんではないかと思います。
~あらすじ~
地図にも載っていない人里離れた奥地で、政府は密かに、
悪魔の遺伝子を持つ男女を軟禁し、悪魔を育てる牧場として管理している。
ここで生まれた男は15歳で“悪魔を発症”するが、ほとんどの場合が“できそこない”として殺される。
ある日、「自分の運命は自分で決める」と、少年6人が女や子供を連れ、この牧場から逃げ出した!
自分の悪魔化を止めることのできない少年たちが最後にとった行動とは。
主人公はメロという少年なのですが、冒頭で自分を庇った母親と死に別れてしまったり、
自分や仲間がいつ悪魔化してもおかしくないという絶望的な状態に陥っています・・・。
それでも仲間や想い人のサラを守るために果敢に戦っている健気なヒーローです。
少年漫画の主人公っぽいなと思いながら読んでいました。
"悪魔"というのが物語の中でかなり重要なキーワードになっています。
「魂を食らう悪魔」の他にも「人の記憶を食らう悪魔」がいて、
希少種として政府が喉から手が出るほど欲しています。
実は村から逃げ出したメロ達の中にこの希少種に覚醒した者が潜んでおり、
それがいったい誰なのか探るというちょっとした推理要素も楽しめます。
個人的にはこの希少種の悪魔の正体が一番のどんでん返しでした 笑
コミックス化もされてるようで、バトルシーンは漫画の方が楽しめるかもしれません。
興味がある方は読んでみてください!