2020年になりましたね!
今年も気の向くまま気になった本を紹介していこうと思いますので、皆様どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、2020年最初に紹介する本はこちら。
『陽だまりの彼女』。陽だまりっていう響きが新年にあってるかなというフィーリングでの選出です(笑)
2013年に映画化もされているので知っている方も多いかもしれません。
「女子が男子に読んでほしい恋愛小説第1位」という謳い文句が話題となり、普段恋愛小説を読まない男性層も手に取ったことで売り上げが大きく伸びたそう。
あらすじは、広告代理店に勤める主人公奥田浩介が新規のクライアントとの打ち合わせの席で中学校時代の同級生渡来真緒と再会するところから物語は始まります。かつて悪い噂が付き纏いいじめられっ子だった真緒をかばったことから、浩介が中学校を転校するまでの間なんとなく一緒に過ごした思い出があった二人。
大人になって再会した真緒は美しく賢く成長しており、仕事やプライベートで時間を共有するうちに二人は付き合い始める。
その後紆余曲折ありつつ二人は駆け落ち同然で結婚し、楽しく幸せで満ち足りた時間を過ごしていたが、時折見せる真緒の不思議な行動や過去の噂が脳裏をチラついた。二人で幸せに暮らしていこうという最中、真緒が急速に弱りだしていることに気付くが真緒は頑なに大丈夫だと言い張る。そしてある日、忽然と姿をくらませるのであった…。
どういう結末を迎えるのか、ぜひご自身の目で確認頂きたい作品です。
とはいえこの作品、ジャンルとしては恋愛・ファンタジーになるそうですが、ファンタジーと知らずに読んでしまうと私のように不意打ちを食らうことになるかもしれません。2週目を読むとすんなり入ってくるんですけどね。このブログを書いていると、改めていろんな場所に伏線が散りばめられていたんだなぁともう一度読み直したくなりました。
思いっきりファンタジーというよりは、実は今すれ違った人が宇宙人だった、みたいな「実はファンタジー」な世界観は普段このジャンルを読まない方にも読みやすいかもしれません。
話は変わっておすすめの小説ならぬおすすめの楽曲になりますが、歌手の阿部真央さんの「いつの日も」という楽曲、この作品の真緒が作ったんじゃないかと思うくらいぴったりなので、陽だまりの彼女を読んだ方にはぜひ聞いてもらいたい一曲です。
映画版を見たことはないのですが、登場人物や結末が違うそうなのでそちらもいつか見たいですね。
では、また陽だまりで微睡めるくらいの季節になるまでには更新したいと思います!