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さて、間もなく梅雨入りして、あっという間に夏が到来しますね!
今年は夏休みが短くなる学校もあるようですが、
新しい生活様式を実践しつつ、楽しい夏にしたいですね♪
そんな私の夏休みは、祖父母の家に帰って、
昼はいとこ達と遊び、夜は「天空の城ラピュタ」と
「ルパン三世 カリオストロの城」の二つを流して、
観ているうちに眠ってしまうというルーティンがありました。
そんな夏の定番、皆さんにもあるんじゃないでしょうか。
近年の夏の定番映画はサマーウォーズかなと思っているのですが、
うちの定番はサマーウォーズよりも時をかける少女です。
「時かけ」作品はたくさんありすぎるので
すべての映像化作品を観られてはいないんですが、
それでもかなり多くの「時かけ」を観てきました。
ちなみに初めて観たのはモーニング娘。の安部なつみさん演じる「時かけ」です。
調べてみたら2002年1月放送らしいので、夏じゃないじゃん!と思ったり。
夏の印象はやっぱりアニメーションの「時かけ」の影響ですかね。
そんな時かけシリーズの中でも、
一番好きなのが2010年に公開された実写映画版「時かけ」。
アニメーションの吹き替えを担当した仲里依紗さんが主演の作品です。
◆あらすじ◆
主人公は芳山和子(原作の主人公)の娘、芳山あかり。
ある日、和子の旧友である朝倉吾郎の家から、
見覚えのない少年と写った中学生時代の写真とラベンダーの花が見つかったのをきっかけに和子は消されたはずの記憶から、ある「約束」を思い出す。
けれども交通事故にあってしまい入院し、その「約束」を娘のあかりに託すことに。
母の作った薬を飲み、1972年4月にタイムスリップをしようとしたあかりは、間違えて1974年2月と念じてしまい、約束の2年先に到着してしまう。
その時代で約束の人物「深町一夫」を探すため、タイムスリップした先で偶然出会った溝呂木涼太と共同生活をすることに。
涼太は友人達と趣味で映画を作成しており、あかりも涼太のいとこと偽ってその作品に参加するなかで、高校生の和子や、生まれてすぐいなくなった父と同じ名前の男と出会うことになる。
歴代作品と比較して評価されがちな作品ですが、
細部に埋め込まれたオマージュと、出演者たちが作るどこか懐かしい70年代の若者像が絶妙にノスタルジック。
青春・恋愛・SF映画という感じの爽やかで切ない内容にキュンとするお話。
時かけにおいて肝心なSF要素が薄めなのはもったいないなと思ったりもします。
「時かけ」の続きはこうあってほしい、
という考えは置いておいて、
あくまでも主人公は和子ではなく“あかり”としてみると、
しっかり「時をかける少女」のお話でした。
主題歌はいきものがかりの「ノスタルジア」。
この映画の何年も前に作成されていたインディーズ時代の楽曲をリアレンジしたものですが、
あかりと、この物語の中の和子と重ねて聴くとエンディングでまた泣けるので、音楽も交えて堪能してみてください。