映画探訪 その⑧~五感の喪失~【CAD 派遣 求人 アルファコーポレーション・ALNET】
映画探訪⑧☆。*

この間健康診断にいってきました。

常々運動不足だとは思ってはいたんですが、

自粛期間でなおさら拍車がかかったのが、

結果に表れてしまいました。

 

健康であることは何より大切だと思うので、

何かしらの運動を始めようかなと思っています。

いつもの日常は、いつでもそこにあるとは限らないのですから。

 

ということで、今回の映画はこちら。

『パーフェクト・センス(2012)』

 

謎の奇病の流行により五感が失われていく中で、

感染症研究者とシェフの男女が現実と向き合い、

寄り添っていく物語です。

 

・・・といえば聞こえはいいですが!!

個人的にはゾッとしてしまう内容でした。

 

 

この映画で猛威を振るう奇病は、

五感が失われる前に感情の奔流に襲われます。

悲しみ、不安、怒り、憎しみ。

とめどない感情の波を抜けると、

一つずつ感覚が失われているのです。

 

人間を人間たらしめるものとは何なのか。

それが失われた時、何をもってして人間といえるのか。

 

匂いも味もしなければ食事という形式をとる意味を見出せますか?

好きな音楽も、きれいな景色も、もう何も感じることが出来ないとすると…。

幸せ?不幸せ?

この物語で最後まで残る感覚は触覚です。

それは触れることだけでしか、

自身の存在確認ができないということ。

徐々に狂っていく日常に、人々はそれでも適応して幸せを見出そうとします。

何度崩れても、また小さな幸せを拾い上げて。

 

最後の最後、恋人同士の二人は感情の奔流を抜けて、

唐突に幸福感に包まれると、お互いに会いに行きます。

二人が触れ合うその瞬間、

視覚が失われ物語はエンドロールへ。

 

何も見えない、感じないからこそ、その状況に幸せを見出せるわけで、

第三者視点からそれを見るのは辛かったです。

五感を失ったとき、記憶は救いにも絶望にもなりうるものだと感じました。

 

こんな時だからこそ日常を見つめ直す映画とも言えますが、

逆に落ち込んでしまう方も多いかも。

 

私も一人で観て少々落ち込んでしまったので、

感想を共有することですっきりすることが出来ました。

 

 

やっぱり人とのつながりは大切ですね。

 

以上、CAD・派遣・求人の㈱アルファコーポレーションでした。
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