オススメの本その20『チョコレートアンダーグランド/山川あいじ著』【CAD 派遣 求人 アルファコーポレーション・ALNET】
オススメの本 その20☆

夏になるとチョコレートのお菓子があまり店頭に並ばなくなるので、コンビニに寄る回数が減りました。

寒くなると新作のチョコもたくさん出るので、

秋が待ち遠しいですね。

 

今回のおすすめの本は、そんなチョコレートにまつわる漫画をご紹介。

イギリスの子供向け連続ドラマが好評を受け小説化された

Bootleg」が原作になっている漫画で、日本語タイトルは

 

『チョコレートアンダーグラウンド』

 

◆あらすじ◆

どこかの国のどこかの町。

大人が投票に行かなかったために、

健全健康党なる政党が選挙で勝利する。

お菓子やジュースが体に悪いものとして、

食べる物を厳しく取り締まるようになると、

学校のお弁当やデザートまで管理され、

違反すると厳しい罰を受ける社会になってしまった。

 

そんな社会に反発した子供たちが立ち上がり、

チョコレートの密造・密売を始めるも、

密告者により存在を知った健全健康党はこれを許すはずもなく…。

 

子供たちと国との、チョコレートを巡る攻防戦の行方は如何に!

 

 

もともとが児童向けの小説だったこともあり、

内容はわかりやすく読みやすいです。

けれども政治についてや、意見を持つこと、行動することの大切さを投げかけているので、

子供向け連続ドラマとしては本当に相性がよさそうですね。

ピントをチョコレートに当てているのがポイント!

漫画の絵柄とチョコレートを題材とした世界観がリアルさを緩和し、

ファンタジーのような冒険譚のような読後感となっています。

 

主人公は聡明で控えめなハントリーと、

正義感の強いムードメーカーのスマッジャーの親友二人組。

それに漫画オリジナルの少女ルイーズを加えて、

三人でチョコレートバーを運営していくんですが、

小さい頃の、妄想を交えたごっこ遊びに現実が付随しているようで、

十代前半に刺さるんじゃないかなぁ、と勝手に思っています。

 

正反対だけど大の仲良しの二人は中学3年生。

(ちなみにルイーズは年上の16)

大人が仕方ないと諦めてしまったものも、

まだまだ諦めきれない。

 

正義感と焦燥感、使命感と優越感。

ティーンエイジャーだからこその感覚が彼らを突き動かします。

 

 

私個人の感想として、

この物語の鍵を握るのは、子供たちを見つめ、

示唆を与え、支える周囲の大人達の存在だと思っています。

 

子供達は、何にでもなれるからこそ間違えてはいけない。

自分たちが間違ったのなら、子供達に背負わせてはいけない。

 

突っ走りがちな子供達に選択肢を示してあげること、

否定せずに見守ってあげること、

間違えたのなら叱ること、

そして、自分が間違ったのなら反省すること。

 

たかが児童小説、されど児童小説。

大人が読んでも気づきがある、そんな良作でした。

 

以上、CAD・派遣・求人の㈱アルファコーポレーションでした。
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