前回から少し間が空きましたが、
今回は人狼の面白いところを紹介していきたいと思います!
自分が参加していたオンライン人狼では、
通常の対面でやる場合のゲームマスターの役割を
システムがすべて処理してくれるので、
そのシステムを巧みに使った「ネタ村」なるものが定期的に開催されていました。
人狼の本筋である推理と説得はほとんどなしで、
ロールプレイング(RP)やシステムの検証などを目的とした企画を行う村が「ネタ村(企画村)」です。
人狼サイトごとにカラーが異なっているので、
人狼界隈を渡り歩いてきた方がいるならば、
ああ、あそこの人なのね。となるかもしれませんね。
自分がいたところはRP色が割と強く、
参加者の仲もよかったため、企画村は人気がありました。
そんなネタ村の中で特に印象に残っているのが、
タイトルにある「フィーリングカップル」です。
もちろん陣営の勝敗は度外視。
意中の人を一人決めて、あとは良い感じに会話をするという企画。
前回お話したように1ターンに2人ずつ脱落していくので、
吊り投票の際は意中の人以外に投票し、
最多票の人が処刑対象となり、意中の人に告白。
無事カップルが成立すれば二人は仲良く脱落し、
不成立だった場合は、人狼がお似合いな相手を襲撃。
墓下(脱落後観戦用ログ)で仲良くね!という企画でした。
このフィーリングカップルの村は、
劇的な展開や修羅場があったわけではないのですが、
参加者全員ぐるりと回って片思いという
世にも稀な結果で締めくくられました(笑)
A→B→C→D→A。みたいな感じです。
(※”→”が片思いの向き)
誰一人としてカップルが成立せず、人気が集中することもなく、
こんな展開あり得るんだなぁと妙に感動したのを覚えています。
面白いのが、この片思いの輪っかですが、
地上と墓下では温度差があるんですよね。
地上では告白した人の想い人しかわからないので、
「墓下で両想いになっているといいね~」なんて話していたのですが、墓下に行った人たちが書き出してみて、あれ?これはまさか…とざわつき始める流れをエピローグで見て笑ってしまいました。
スタンダードな人狼だけではなく、
企画力とそれに共感してくれる参加者がいれば
様々な楽しみ方が出来るのも人狼の良いところですね。