映画探訪その22です。書き始める直前に
そういえばあれ観てたじゃん!となったにも関わらず、
「あれ」を忘れてしまい、今何を書こうとしているのかが分かりません(笑)
二度も忘れられる「あれ」には申し訳ないですが、
頭の中を巡って考えても思い出せないので、
今回は「あれ」ではない映画を巡りましょう。
ということで今回は
『ターザン:REBORN(2016)』
あのディズニー版でも有名な作品の実写映画です。
たまたまやっていたから家で観た作品ですが、
映画館で見るほどではないような気がしました。
評判が上々なのは百も承知ですが。
◆あらすじ◆
ジャングルでの諸々を経て(ディズニー版を見てね)
ジェーンと結ばれイギリスで貴族として暮らしていた
ターザンは生まれ育ったコンゴとの国交の名のもと
ジャングルへ再び降り立つ。
しかしそれは罠であり、祖国は侵略され、
妻ジェーンもさらわれてしまう。
ターザンは自身の中の野生を呼び起こし、
妻を、祖国を取り戻すために立ち上がる!
あらすじを見てもわかるように、あまり展開がありません。
アクションや映像美は本当に素晴らしいのですが、
いまいち物語に入り込めないというか、
物語の背景の設定が中途半端で、なんだ?となることがちょこちょこありました。
英語を流暢に話すコンゴの長老とか、動物と森を守ると言いながら爆発物に向けてけしかけられる動物たちとか。
「暴力はダメなんだぞ!(ベチン)」
これをそのまんま見せられた気分でした。
とはいえ!!
映像は本当に美しく、ジェーンもターザンも美しい。
ファミリー向けのディズニー版ターザンでは
描かれなかった男女としての恋愛の
感情の移り変わりも繊細に描かれていて、
恋愛映画として短編映画にして観たいくらいでした。
セリフが少なくアクションが多めなので、表情や動きで魅せるシーンが
たくさんありますが、CGのゴリラたちの表情や動作が真に迫っていて見ごたえがあります(笑)
ストーリー・展開・キャラクター。
どれをとってもディズニー作品のほうが面白かったなぁ
とは思いますが、生身の人間が演じるからこその
リアルさはディズニー作品にはないもので、
あと少し物語の舞台や設定に作りこみや深みがあれば文句なしに好きな作品でした。
ちなみにディズニー版を見たことがない方。
ターザンはディズニー・ルネサンス最後の作品であり、
曲も名曲ぞろいなので字幕版・吹き替え版ともに
ハズレなしの名作としてオススメしておきます!