さて、今回も元気に人狼について話していきましょう!
前回はなぜか花形役職よりも先に「狩人」を紹介しました。
なので、今回は人狼の花形役職「占い師」を紹介したいと思います。
占い師は一日に一人を占うことが出来て、
占った人物が“人狼かどうか”を調べることが出来る役職です。
白人外(=人間でありながら人狼陣営に与する人)は
「人狼ではない」と判定されてしまうため、
万能の能力とは言えませんが、人狼を追い詰める上で村人陣営の強力な武器となります。
けれども、大体の場合占い師は確定せずに
人狼陣営からも「自分こそ占い師!」という
CCO(=対抗するカミングアウト)があります。
占い師候補が二人以上の場合、誰が本物の占い師かは
本人以外わからないので、占いの結果に嘘が混ざる可能性があるのです。
それを踏まえて人狼を退治するべくために、
ざっくり分けて二つの方法が採られます。
占い師全員に同じ人を占わせる統一占いと、
それぞれが好きな所を占う自由占い。
統一占では、全員から白(=not人狼)と言われた人は
確定で人間であるとわかり、少なくとも喫緊で
処理しなければいけない脅威から外れるわけですね。
統一で占って結果が割れた場合、占われた人は
「パンダ」「斑」と呼ばれ、占い師を見極めるための重要なカギとなります。
自由占では占い先が重なることがそうそうないので、
占われた人の色は直ちに確定はしません。
なので、あえて偽物が仲間に白を出して吊りや占いの対象から外すことがあります。
これを狼による“囲い”もとい“白囲い”といいますが、
囲われた人狼の尻尾を掴むのは後手に回ってしまうことが多いです。
では自由占のメリットは何かというと、盤面にいる
純灰(=白も黒もついてない人)が少なくなるということ。
統一占いでは一日に一人色が付きますが、
自由占いでは占い師の数だけ一日に色が付きます。
人狼側からは占い師が誰を占うか分からない為、
襲撃先も含めて、統一占いよりも多くの人に色を付けることが出来るんですね。
その他にも様々な情報が場に落ちます(が、その分混乱します)。
例えば、人狼陣営が狼2人のみだったとします。
占い師COが2人いた場合、
占い師に狼一人と灰に狼一人という内訳になるので
片方の占い師が灰のどこかに黒を出せば、
それ以外の人全員に白を出したのと同じことになるのです。
そのため、もう片方の占い師に白を出されていた人は
占い師全員から白を出された「確定白」に早変わり。
やみくもに灰ばかりで殴り愛!としない為にも、
より多く色を付けておくことは大切なんですね。
その他諸々双方にメリットデメリットがありますが、
確定情報で思考負担の軽減をとるか最終局面での情報量をとるか。
ここは好みや参加者の雰囲気などを見て、
やり易い方を選ぶといいかもしれません。