オススメの本その31 SF長編小説【CAD 派遣 求人 アルファコーポレーション・ALNET】
劇場アニメ化もされている小説です

週明けくらいから急に寒くなりましたね。

寒暖差で体調を崩さないよう気を付けたいところです。

 

さて、久しぶりに最近読んだ本を紹介しようと思います。

 

◆虐殺器官/伊藤計劃 著

 

2007年に刊行された伊藤計劃氏の長編SF小説です。

以前のブログで同氏の小説が原作の映画『ハーモニー』

も紹介しているので、良かったらそちらもご覧ください。

https://www.alpha-corp.jp/2021072820129.html

 

『ハーモニー』から興味を持ったので、デビュー作の『虐殺器官』を

手に取ってみました。購入したのは今年の夏頃だったのですが、

哲学的だったり、難しい用語が多かったり、グロテスクな描写が多々あったりなど、

少しずつ読み進めていたので、読み終わるまで時間がかかってしまいました。

 

~あらすじ~

9・11以降の、"テロとの戦い"は転機を迎えていた。

先進諸国は徹底的な管理体制に移行してテロを一掃したが、

後進諸国では内戦や大規模虐殺が急激に増加していた。

米軍大尉クラヴィス・シェパードは、その混乱の陰に常に存在が

囁かれる謎の男、ジョン・ポールを追ってチェコへと向かう……。

(文庫版裏表紙より引用)

 

 

9・11以降、世界中で戦争とテロが激化した結果、アメリカをはじめ

先進国ではID(個人情報認証)によって人々の網膜や指紋などの

個人情報データがセキュリティ会社によって登録され、

管理体制が敷かれるようになっている、という世界観でのお話です。

 

一言で言うと、なんだかとんでもない本を読んでしまったな、という感想です。

タイトルの虐殺器官とはいったい何なのだろう、と不思議に思いながら

読んでいたのですが、意味が分かった時にすごくゾッとさせられました。

 

 「あんただったら知ってるだろう。

  世界中で省みられていない内戦がいくつあるか。

  人が興味を持つのはそのほんの一部だ。

  人間は、見たいものだけしか見えないようにできているんだ」

 

作中で主人公の軍人・クラヴィスに向けられた言葉です。

自分が見たいものだけ見る。自分が信じたいことだけ信じる。

耳が痛くなる言葉の数々ですが、確かにその通りだなと思わされました。

 

今度アニメ映画のほうも観てみようと思います。

以上、CAD・派遣・求人の㈱アルファコーポレーションでした。
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