好みのジャンルがミステリーやサスペンスに片寄ってきています。
ドラマでいうと、最近は恋愛サスペンスものの『愛しい嘘~優しい闇~』
を金曜日の夜にリアルタイム視聴するのが日課です。
最終回が近づいているので、ついソワソワしてしまいます 笑
ドラマのストーリーはざっくり言うと、中学時代の仲良し六人組が
同窓会で再会するものの、殺人事件に巻き込まれてしまい……というもの。
愛しい嘘の原作は漫画作品なのですが、まだ完結していないので、
今回は中学校が舞台の別のサスペンス漫画を紹介しようと思います。
◆遺書、公開。
ジャンル:学園サスペンス
作者:陽東太郎
出版社:スクウェア・エニックス
発表期間:2017年9月~2022年1月
巻数:全9巻
~あらすじ~
新学期、灰嶺中学2年D組の生徒に、教師を含めたクラス全員の「序列」が記された謎のメールが届く。
クラスがメールの件で不穏な空気になる中、序列1位の姫山椿がその空気を良いものに変える。
その日を境に、文武両道で非の打ち所がない優等生として姫山はクラスの中心人物となる。
しかし11月のある日、その姫山が学校内で自殺してしまう。
突然過ぎる別れに悲しみに暮れるクラスメート達が姫山の葬儀から教室に戻ると、
全員の机の上に姫山が書いたと思われる「遺書」が置かれていて……。
クラスの中心人物で皆から頼られ好かれていた筈の「序列1位」の生徒が自殺してしまい、
クラス全員一人一人に向けて残された遺書から、その死の真相を探っていくというストーリーです。
どうして姫山は自殺してしまったのか。
序列が記された謎のメールは誰が作って何のために送ったのか。
姫山の死後、いったい誰が遺書を教室に置いたのか。
そもそも遺書を書いたのは本当に姫山なのか。
テンポよく謎が明らかになっていくので、読んでいて面白かったです。
スクールカーストなど、学校生活に悩んでいたことがある人には
刺さってしまう内容なんじゃないかなと思いました。
先月に単行本の最終巻が発売されたばかりの作品ですので、
興味があったらぜひ読んでみてください。