いつぞやの人狼ブログで立ち位置の話をしたかと思います。
ざっくり多弁・中庸・寡黙に分けられるよってやつです。
人狼陣営はこの立ち位置を利用して
SG(=スケープゴート)に疑いを逸らしつつ、
占いや吊りを避けて勝利を目指すわけですね。
人狼は襲撃でシナリオを動かすゲームメイカー。
ポジションを上手く生かして、
有利な盤面に持っていく道筋を常に考えながら
位置取りをしなくてはなりません。
そんな舵取りを行う人狼のことをBW(=ブレインウルフ)といいます。
その名の通り人狼陣営の頭脳となる人物です。
WW(=ホワイトウルフ)につられてブラックかと思ったらそうではないんですよね。
ちなみにWWはその名の通り白置きされるほど疑う部分がない狼のことです。
白にしか見えないけど人狼だったらどうしようと疑心暗鬼を生みかねないので、その正体が村でも狼でも、白い人は片色でも付いていればちょっと安心できますよね。
①騙り、②潜伏、③LW(=ラストウルフ)
LWは最後に一人残される人狼のことで、またの名をロンリーウルフとも言います。
役職の決め打ち狙いなら騙り狼がLW。
灰の殴り愛なら潜伏狼がLWとして序盤から動いていくことになります。
LWを作らずに人数で押し切る作戦もありますが、
序盤で仲間が落ちないように立ち位置は重要になるので、
采配や誘導が得意な人狼がBWとして仲間のフォローに回ることが多いです。
もちろんBWがいない場合もありますが、
その場合でも仲間同士相談をしてシナリオを構築します。
基本的にはやりたい人が騙りをやって、
残りの人狼の立ち位置によってLWとシナリオを
ルート分岐で選択していく場合が多いかなと思いますが、
ここはお国柄やメンツによるので何とも言えないです。
占騙りの狼は占いから一番離れた位置にいるので、
潜伏が苦手な人や忙しくて時間が取れない人が騙ることも多い位置ですかね。
最終的にロラされる場合も鑑みて、弁が立つ人物が潜伏に回り、
騙り狼は仲間が動きやすいように連携していきます。
実際、潜伏が苦手な狼が潜伏すると割と序盤でつかまります。
縄に余裕があるうちはとりあえず吊られてしまい、
霊能者の数によって襲撃かラインかで戦い方を変えることに。
他の潜伏狼が占いや吊りの投票で仲間を逃がすために票で操作をしようとすると、
人狼の一人が尻尾を掴まれたときにラインが露呈しやすいです。
村にとっては脅威のBWを先に潰す戦略をとる村もあるのですが、
「ブレイン=頭が切れる人」なので多弁強弁が多く、
そこから能力処理してしまうと後々中庸寡黙だらけの
狼利の展開になることも多いのでいい作戦とも言えません。
役職を抜くか、灰・白を抜くか、多弁を抜くか、狩人を狙うか。
この“噛み筋”からも考察されるので、
あえて意外性のあるところを襲撃してみるなど、
襲撃を軸に戦略を展開する人狼も多いです。
残された面子の思考の流れを狼側が握れたら狼勝利は目前でしょう。