映画探訪 その㊾~オリジナル脚本~【CAD 派遣 求人 アルファコーポレーション・ALNET】
映画探訪49☆*。

久しぶりに邦画の気分なので邦画を巡りましょう。

 

近年はリメイクやら実写化やらが話題に上ってばかりですが、

オリジナル脚本作品も細々と頑張っております。

近年話題になっていたのは草彅剛主演の『ミッドナイト・スワン』でしょうか。

コロナ禍だったので観てはいないですが内容が気になるところです。

 

ということで今回はオリジナル脚本の作品をチョイス。

 

月とキャベツ(1996) 』

原案があるみたいですが、まあそこは置いといて。

 

◆あらすじ◆

人気バンドマンだった花火(山崎まさよし)は、

周囲からは音楽活動への復帰を期待されていたが本人にその気はなく、

音楽活動を引退してからは田舎でキャベツを育てて暮らしていた。

 

ある日、花火は道の脇で踊る少女(真田麻垂美)を見つける。

ダンスのコンクールに出場するためにやってきたが

乗り継ぎのバスの中に財布を忘れてしまったのだという。

 

少女にバス代を渡し、返さなくていいからと見送ったが、

後日、律儀にお返しにやってきた少女はヒバナと名乗り、

花火のファンだと言って新しい曲を聴きたいとせがむ。

ヒバナの無神経にも見える明るい性格は花火を苛立たせるが、

何となく突き放すことができず、結局夏の間を過ごすことになった。

 

踊ることが好きなヒバナに刺激を受けて、

花火は再びギターやピアノに触れるようになる。

 

音楽から離れていた花火の心は次第に和らいでいくが、

ヒバナは頑なに自身の正体については明かさないまま、

夏の終わりはすぐそこまで近づいていた。

冬に観る映画ではないかもしれない・・・

山崎まさよしの「one more time, one more chance」が

主題歌になった初めての作品ですが映画自体の知名度は低いこちら。

 

話は至極淡々と進むしオチは見えているので、

ワクワクを求める方にはおすすめしないですが、

花火の心の移り変わりが静かに描かれていてキュンとします。

 

映画作品というより恋愛漫画の世界が映像になった感じ。

微妙に現実味に欠けるアンバランスさがかえって

ファンタジーっぽい雰囲気をプラスしていて良かったです。

(まあ実際ファンタジーなのですが。)

 

花火のキャラクターと山崎まさよしの雰囲気がマッチしていて、

無意識に人を引き付けるカリスマと不安定な若者の狭間。

淡い空気感が好きな人にはピッタリはまる作品だと思います。

 

分かる人にしか分からない表現になりますが、

漫画家のいくえみ綾さんの描く「いくえみ男子」的な雰囲気です。

ビジュアルが百点満点でかっこいいわけではないですが、

ツボをぐっと押してくる胸キュン男子。

いくえみ作品が好きな人は、この作品の設定や空気感も好きなんじゃないかなぁ、と思いますがどうですかね。

 

この、現実的ではない感じと無垢さが強調される演出は

キャラクターに感情移入して観るタイプの方には苦手に感じることも多い模様です。

 

じんわり観てじんわり沁みてくる映画なのでじんわり楽しんでみてください。

以上、CAD・派遣・求人の㈱アルファコーポレーションでした。
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