
今回は短くて簡単なクイズを二つご用意。
問題①
5人で異国を旅行中にレストランを訪れた。
メニューは全部で9つあるが、外国語で書かれているため、
どの名前がどの料理に該当するのかがわからない。
また、ウエイターは全ての注文を最後にまとめて復唱するので、
料理提供時に確認することもできない。
5人は合計3回この店に来る予定だが、
3回ですべての料理名を特定することは可能だろうか。
(条件)
*3回とも注文の組み合わせを変えねばならない
*9つの料理をすべて注文しなければならない
*5人は過去に注文した内容と結果を完璧に覚えているものとする
問題②
ある日、大事な饅頭が何者かに食べられてしまった。
容疑者は三人いるが、
その内の一人Aに話を聞くと『犯人はB』と発言した。
BとCにも話を聞き、それぞれ何かしら答えたようであるが、
調査によると以下のことが分かった。
(条件)
*犯人はABCのうちの誰か一人
*犯人だけが本当のことを言った
まんじゅう泥棒は誰でしょうか?
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解説①
料理名をそれぞれ「1,2,3,4,5,6,7,8,9」と仮定して、
二人が1を、残りが2,3,4を頼んだ場合、
二つ運ばれてきた料理が料理名1だと判明しますよね。
それを踏まえてポイントになるのが、
「過去に注文した内容と結果を完璧に覚えている」ということ。
後は下の回答を見れば一撃です。
【解答】
一日目:1,1,2,3,4 → 1が判明
二日目:2,5,5,6,7 → 2,5が判明
三日目:3,8,8,9,6 → 3,8,6が判明
同じのを2つ頼んだ【1,5,8】はその場で判明。
日を分けて二回頼んだ【2,3,6】は二回目提供時点で判明。
残りの【4,7,9】は分からなくない?と思ってしまいますが、
5人は過去に注文した内容を確実に覚えているので、
一日目に注文したメニューの中でまだ確定していない料理が【4】。
二日目が【7】。三日目が【9】と判断することが出来るのです。
解説②
まんじゅう泥棒第二弾です。
この問題では一人の証言しか明かされていませんが、
大丈夫です。スッキリ解決します。
まず『犯人だけが本当のことを言った』のですから、
Aが犯人ならば「Bも犯人」ということになってしまいますよね。
問題文と矛盾してしまうためAは犯人ではない。
犯人でないとするとAは嘘をついているはずなので、
「犯人はB」→「犯人はBじゃない」となり、
残る犯人候補は【Cだけ】となるわけです。
今回は比較的簡単なものを選びましたが、スッキリ解けましたか?