55まで来てしまいました!が、何を巡りましょうか。
この55回目で筆が止まっておりまして、
実は前回の執筆から約一年ぶりに筆を執っております。
テーマが思いつかないので映画も思いつかないんですよね。
ストックを吐き出しながら、刻一刻と迫るリミットに向けて頭を捻っている所です(笑)
『ラブ・セカンド・サイト(2019)』
映画館で観ようと思って観に行かなかった作品でして、
観ておけばよかったなと後悔しております・・・。
◆あらすじ◆
高校時代、引かれ合うように恋に落ち結婚をしたラファエルとオリヴィア。
それから10年。ラファエルは人気SF作家となり、
オリヴィアはピアノ教室の先生をしながらピアニストを目指していた。
昔はどんなに忙しくても駆けつけていたコンサートも、
最近は忙しさを言い訳に観に行かなくなって、
そんなラファエルの態度を寂しく思ったオリヴィアと大喧嘩の末眠りについた翌日、
目が覚めると隣に彼女の姿はなかった。
違和感を抱いたまま特別講義のため出向いた中学校でも
なんだかいつもと違う扱いを受け不思議に思うラファエルは
そこでまさかの事実を知る。
なんと、そこは二人が恋に落ちなかった世界線で、
人気作家だったはずの自分は、この世界線では
中学校で国語を教えるしがない独身教師だというのだ。
一方オリヴィアはというとピアニストとして成功し、
公私ともにパートナーのマルクという婚約者がいた。
当然彼女はラファエルを知らず、
そこで初めて彼女の大切さを思い知ったラファエルは、
もう一度彼女と恋をしたいと決意するが―――。
公式サイトのキャッチコピーなのですが、
その通り“恋する”ことと“愛する”ことの違いが展開を左右したお話でした。
恋愛、親愛、友愛、などなど愛って対象が広いですが、
恋って自分対相手の一対一で、しかも情熱というか、
なんかそういうパッションが必要じゃないですか。
一度目の出会いで恋を、二度目の出会いで愛を、
その両方を最愛の人で知ることが出来た主人公はすごく幸せ者じゃない?と思ったり。
ラファエルはオリヴィアに“恋をした”過去があるからこそ、
もう一つの世界線でのオリヴィアを愛することが出来たと思うんですよね。
たぶん、もう一つの世界線でオリヴィアと出会って初めて、
まさに“恋愛”をしていたんじゃないかなと思うわけです。
言葉遊びですかね。
ちなみに英語では、
I’m in love with you(あなたに恋をしている)
I love you(あなたを愛している)
このようになり、日本語と同じように使い方に区別があります。
恋は状態、愛は動作、といったところなのでしょうか。
家族や恋人と観るより夫婦で観た方が響くものがありそうですが、
個人的には、大切な人を思い出しつつ、
一人で観て色々省みるのもいいかなと思います。
ちなみに今回のテーマは執筆の再開とかけて、
『再会』となっておりました。