オススメの本その38『ラッシュライフ/伊坂幸太郎 著』【CAD 派遣 求人 アルファコーポレーション・ALNET】
積読を消費中・・・

最近、食わず嫌いをして読んでいなかった小説を引っ張り出して読みました。

 

タイトルは『ラッシュライフ』(伊坂幸太郎 著)

 

◆あらすじ◆

駆け出しの女性画家はパトロンと電車に揺られていた。

ある泥棒は盗んだ金を老夫婦に奪われ次に入る家に当りをつけていた。

リストラされたサラリーマンは野良犬と共に強盗を企て、

冴えない夫の殺害を企てたカウンセラーの妻は不倫相手と落ち合う。

そして、神に心酔する青年は「神」の解体を決意した。

 

それぞれの人生はすぐ近くですれ違い、時に絡まり、物語は結末へ向かっていく。

 

我が家の蔵書の中に伊坂作品がいくつかあり、

気が向いたら何度か読み返しているのですが、

何故か「グラスホッパー」で躓いて以降、

ラッシュライフに辿り着かないまま数年が経っていました。

 

 

話は変わりますが皆さん、

ブログ内にある映画探訪シリーズのその⑨で、

映画『半落ち』の紹介をしているのをご存じでしょうか。

 

それがなんだっていうと、

その作品との出会いが「映画→小説→映画」だったんですが、

同じように映像から作品を知って本を読んだ作家が

冒頭の伊坂幸太郎だったなぁと思い出し、今回なんとなく記事にしています。

あのCM、覚えていますか?

出会いは、映画『重力ピエロ(2009)』のCM

 

「春が二階から落ちてきた」

 

今でも主演の加瀬亮さんの声まで鮮明に思い出せるほど印象的なシーンです。

 

 

このCMを見て、作家の名前と作品名だけ知っていた

伊坂作品(既に家にはあった)を手に取りました。

 

うちの両親にしては珍しいラインナップだったので、

もしかしたら姉が買ってきていたのかもしれません。

 

 

伊坂作品といえば文章がすごく映像的で、

映画作品を観たものになると、

映像で見たのか、文章を読んで頭の中で見たのか、

回想する時にそのシーンがどちらの物だったのか

分からなくなることが度々あります笑

 

今回読んだラッシュライフの巻末解説にも、

「文章でしかできない形で映像よりも映像らしく」

というような内容のインタビューが紹介されていました。

 

確かに伊坂作品の仕掛けって映像にしてしまうと一目瞭然なことありますもんね。

文章ならではの叙述トリックの緻密さは、読むたびに予想を裏切られるポイントです。

 

 

余談として読了後の感想を述べると、

意外なことに「なんかシンプルだったな」という所に落ち着きそうです。

 

他の作品を全て読んだわけではないので

お前が伊坂幸太郎の何を知っているんだというのは大前提として、

今まで読んだ他の作品よりは平易な感じがするというか、そんな感じです。

どんでん返し!というよりは期待を裏切らない誠実な感じ。

デビュー2作品目ということもあり、比較的分かりやすかっただけかもしれません。

 

 

伊坂作品を読むと毎回不思議に思うのですが、

途中までは目を背けたくなるような不条理な展開もあるのに、

何故か読み終わると心にわだかまりもなく“面白かったな”と思えるのはなんなのでしょうか。

ほぼ毎回、途中までは「苦手かもしれない」と思うんですけどね。

 

これを機に、読みかけていた『グラスホッパー』にもう一度挑戦しようかな。

以上、CAD・派遣・求人の㈱アルファコーポレーションでした。
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