オススメの本その42『特捜部Q 檻の中の女 /ユッシ・エーズラ・オールスン 著』【CAD 派遣 求人 アルファコーポレーション・ALNET】
トラウマ持ちの刑事が未解決事件を紐解く!

職場の方からオススメの本を紹介してもらいまして、

とても面白かったので今回はその本を扱おうと思います。

 

ということで!オススメの本のオススメです!

 

特捜部Q 檻の中の女(2006)

  ユッシ・エーズラ・オールスン 著

 

◆あらすじ◆

事件の捜査中に、信頼する二人の部下の内一人を失い、

もう一人は瀕死の重傷で今後歩けるようになる希望すらない。

 

唯一、重傷で済んだカールはそのことを悔い、

精神をヒリつかせ周囲に剣呑な空気をばらまくので、

復帰した職場では腫物扱いとなっていた。

 

そんな折、政治家の都合で「未解決の重大事件」を解決する部署の創設が命じられる。

カールに辟易しつつも能力を評価している同僚は、

これに乗じて新設部署『特捜部Q』にカールただ一人を着任させた。

 

(手を抜くために)人手が必要と駄々をこねたら寄越された

変わり者だが意外と使えるお手伝いアサドを助手に据え、

特捜部Qの最初の事件としてファイルの山から適当に選んだのは、

船上からの転落事故として片付けられた美貌の若手女性政治家失踪事件。

 

上からのプレッシャーもあり渋々5年前の事件の捜査を開始すると、

事件は新たな顔を覗かせ、ついにカールは、失踪は事故ではなく誘拐だったと確信する。

何故か苦手な北欧ミステリ

北欧ミステリはドラマでしか見たことがなく、

あの曇りがちな空と閑散とした空気、

表情や感情の表現が少ないコミュニケーション、

なにより凄惨でリアルな事件・事故の描写が

どんより重たく感じてしまってどうも苦手意識がありました。

その剣呑とした雰囲気は北欧作品として名高い

アンデルセン童話を思い出して頂ければわかりやすいかなと思います。

 

ちなみに、北欧サスペンスドラマには13敗で負け越しております笑

唯一完走できた作品はタイトルさえ忘れているという。

 

 

話を戻して、

今回勧めてもらって初めて読んだこちらは、

アンデルセン兄弟と同じデンマーク出身の作家の作品で、

雰囲気としてはドラマ作品と似たような印象ですが、

翻訳が読みやすく、海外小説が苦手な人も読み進められそうな感じです。

 

そんでもって、1巻ではまだやや捻くれ気味ですが、

主人公カールの内心のツッコミがアイロニカルで面白く、

彼の人物像がいい意味でどんどん更新されていきます。

特に、人にやさしいんですよ!こんなピュアな人いる?と思ってしまうほど。

 

ハードボイルド系の刑事かと思いきや、

変り者な登場人物たちに振り回され一喜一憂。

その様子に妙にほっこりしてしまいました。

 

脇を固める登場人物たちも個性豊かでそれぞれストーリーを持っています。

文章で人物像を詳述はしていないのに、

言動の端々からそれぞれが際立っていく感じがあり、

こういう人物!というバイアスがかからずに、

読んでいく毎に人間性を知っていく感覚は他の作品ではあまり体験しないものでした。

 

 

個人的な感想で言えば、

『北欧サスペンスは映像より本のが楽しい!』

 

考えてみれば北欧ドラマの苦手な所ってほぼ映像的な面なんですよね。

本だとその点をクリアできるので、凄惨な描写にアレルギーがなければ本の方が楽しめそうだなと感じました。

 

以上、CAD・派遣・求人の㈱アルファコーポレーションでした。
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