ここのところホラーやサスペンスが続いているし、
キリの良い70回目でこの映画を扱うのはな・・・と思って
無理やり寄り道編にしてしまいました。
そんな映画の気になるタイトルは、
『胸騒ぎ(2022)』
なぜメインで巡らないかと言えば、
この映画が後味の悪い、いわゆる“胸糞映画”だからです。
そしてなぜ敢えて取り上げたかと言うと、レビューに感心したからです。
・・・ということであらすじから、どうぞ!
◆あらすじ◆
デンマーク出身のビャアン一家はイタリアでの休暇中、
オランダ人のパトリック夫妻と意気投合し家へ招待される。
パトリック家の滞在を楽しんでいた一家だったが、
一緒の時間を過ごすうちに、
パトリック夫妻の些細だけど不愉快な言動に違和感を覚えるようになる。
それでも厚意を無下にできずに「数日の辛抱」と言い聞かせていたが、
看過できない事態が起こり、パトリックは家族を連れて脱出を試みるも・・・。
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ということで、この後はどんな展開が待っているのか、
後味の悪い映画が好きって方は観てみてください。
そうじゃない方は観ない方がいいとまでは言いませんが、オススメはしません。
そしていつも思うことがひとつ。
こういう映画ってあらすじでは良さが伝わらないですよね。
おおよその結末はなんとなく予想がつくのもあって、
展開を期待しすぎると、うーん…となるかも。
映画内に漂う言い知れぬ不快感と、
視聴者側にも妙に既視感のある居心地の悪さ。
人間誰しも、何となく違和感のある相手に対して、
「いつこの人との関係をフェードアウトしようか」と思ったことはあるはず。
そして「出来るだけ穏便に済ませたい」と。
この映画は北欧デンマークの作品なのですが、
社会保障水準が高く治安もよく幸福度も高いこの国で、
ぬるま湯につかり続けた人への注意喚起でもある、というレビューに感心しまして。
しかも自身がそれに該当するというデンマークの方のレビュー。
その視点はなかったので、ハッとさせられてしまいました。
逃げられる場面はいくらでもあったし、一度は確実に逃げられるチャンスもあった。
この映画の胸糞悪さを助長しているのが、
「主人公があまりに危険に対して鈍く、受け身で、弱い」ということ。
自分たち家族を守ることよりも、
「何かあるかもしれないけど、何もないかもしれない」から、
「優等生的な模範解答」を選んでしまう。
結果が良ければ、大丈夫だったね、でしょうが、
万が一の場合、最悪の結果が待っていることにはあえて目を向けていない感じ。
これね、事なかれ主義と言われがちな日本人にはなじみのある感覚だと思うし、
恐らく他の国の人とは違う感覚で観られるポイントじゃないかなと思うんです。
自分はこうはならないと言い切れず、後ろめたいような、耳を塞ぎたいような。
かと思えば、人様の家でそんなことするー?!みたいなシーンもあるんですけどね笑
「危険に対しての感受性」は高すぎても問題ですが、
ここぞという所で0から1に、行動を起こせることは大切だなと感じました。









