なんとなく新作も旧作も見る気が起きなくて、
気が付けば一年近く映画館で映画を観ていなかったことに気付き、
突発!仕事帰りの映画館探訪へ行ってまいりました。
場所は【アップリンク吉祥寺】。
川崎駅から1時間!レトロポップなミニシアターです。
映画館自体が一種のアート体験といった雰囲気のお洒落な映画館ですが、
国内音響メーカーがこの映画館のために開発したスピーカーを導入するなど
音響にもこだわっているので、もちろん肝心の映像体験もしっかり楽しめます!
映画館の話はこの辺にして、さて、映画探訪をば。
『夜鶯 ―ある洋館での殺人事件―』(2021)
読み方はそのまま「よる うぐいす」です。
◆あらすじ◆
戦後の中国、映像関係者が様々な思惑を持ってとある洋館に集まった。
売れない脚本家、元花形女優、敏腕映画プロデューサーなど、
集められた7人に与えられたミッションは
「実際にあった猟奇殺人を題材にした映画脚本を一晩で作り上げること」。
主催者は彼らを洋館に閉じ込め、外から鍵をかけてしまう。
しかし、この7人の中には本物の殺人犯が紛れていた。
かくして、彼らは密室の洋館から脱出を目指すため
この洋館で起こった殺人事件の真相に迫ることとなる―――
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中国で近年のマーダーミステリ人気の火付け役となったという本作。
公開されると口コミであっという間に評判になり、
話題性の高い人気映画を抜いてその年一番のヒット作となったそうです。
中国の映画って往年の名作系は心得ていますが、
こういうミステリ分野の作品なんかはあんまり日本に入ってこないですよね。
この映画を観るにあたって、
中国でのミステリ・サスペンス・ホラー事情を調べてみましたが、
結構興味深かったので機会があれば調べてみると面白いかもしれません。
なんか色々話したいことがあるけどどこから話せばいいか・・・。
異文化体験という点で結構発見の多い映画でした。
まず、役者陣が日本人とよく似ています。
日本では韓国俳優を見かける機会の方が多いですが、
骨格や表情は中国俳優の方が似ている印象で、
ぱっと見の「外国産」感が薄いので入り込みやすかったです。
日本映画の感覚で観られてしまうので、途中字幕を追うのを忘れたりなどしました(笑)
古き良き中国映画の感は残しつつ、現代っぽい軽妙さも挟みつつ、
個人的には映画というより舞台演劇に近い印象を受けました。
観客巻き込み型というか、
映像の中の世界で完結しているのではなくて
こちらに向かって演技をしている感じ、と言えばいいのかな。
ただ、シリアスとコメディの切り替え方が結構異文化で、
日本映画に慣れているとやや唐突に思えてしまうかなぁと思います。
笑う所なのか真剣にやっているのか判断が付かないというか。
難解さよりも分かりやすさに振っている印象で、
日本のマーダーミステリに慣れているとちょっとチープに感じるかも、
というのが正直なところですが、
前述したように、中国の映像作品事情を事前に調べてから臨んでいたのでそういう点は予想の範囲内。
むしろ期待値よりはずっと面白かったです。
個人的にはこの映画のどこが中国の観客にハマったのか、
そちらの方が気になっていたりします。









