夜明け前に目が覚めた時、そして目覚ましで起きた時、
両方の夢の記憶がはっきりある朝。
どうやら眠りが浅かったようです。
一つ目は大学の単位が微妙に足りないことが発覚する夢。
(→当時すごく不安だったからか今でもよく夢に見る題材)
二つ目は大人がいなくなった世界でゾンビサバイバルする夢。
(→たぶん「ANNA」という海外ドラマを見た影響)
どちらも自分のようで自分でない人物の視点で話が進んでいましたが、
何というか、自分じゃない人になって過ごしている夢って、
自分の夢を見るより楽しいですよね。
二つ目の夢に影響を及ぼしたと考えられる海外ドラマ、
『ANNA』について少し掘り下げると、
謎の感染症「赤い病」によって大人がいなくなった世界で、
14歳の少女アンナが「青い子供」に攫われた弟を探しに行く話。
この猟奇集団「青い子供」がかなり不穏な感じで、
不快な映像表現もかなりあるのでオススメはしませんが、
全5話なので一気に観られてしまいました。
大人がいなくなった世界ということで、秩序は一転し、
子供たちの作ったルールは無邪気で残酷なものばかり。
合理的ではない無秩序な世界で生きていくには、道理など必要ないのです。
近年、こういう「子供の残酷さ」を際立たせた作品が
たくさん発表されているなと感じるのですが、
ちょっとしたブームなのでしょうか。
大体どの作品も後味が悪いので、好みではないです。
何の変哲もないありふれた団地で、
何かしら家庭環境に問題のある子供たちが手に余る超能力を身に付けた結果、
一人の少年がその残虐な好奇心を増長させてしまい、
最終的には能力を使った子供同士の殺し合いに及んでしまう。
という物語。辛すぎる。
人間や動物相手の残虐描写もあり、救われないラストと共に
ザラついた感情が強烈に心に残りました。
もちろん殺し合いにフィーチャーした作品ではなく、
しっかりしたテーマを感じる内容ではあるんですけど、
何よりも鑑賞中の不快感が上回ってしまって・・・。
ちなみにこの映画、北欧4か国の共同制作映画で、
どうりで鬱々としているのかと思ったのも束の間、
日本の漫画家である大友克洋の『童夢』に
インスピレーションを受けた作品だと知りました。
内容もかなり影響を受けているのが窺えるとのことで、
思いの外胸にずんと来るのは、北欧作品だからではなく、
何となく馴染みのある胡乱さを感じてしまったからなのかもしれません。









